オフィスの在り方を考える

新型コロナウィルスの影響で急速にＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）が加速している日本。企業はマーケティングだけでなく、リモートワークやサテライトオフィスなど、オフィスの在り方も今までとは異なる時代になりました。

都市部のアクセスの良い立地にあるオフィスは会社の信用でした。以前のオフィス環境は、社員の個人用デスクにパソコンや電話、引出などをもつ個人スペースが個々に必要でした。職場は仕事に必要なもの以外は置かない殺風景な空間と考えられていました。

コロナを経験した今、この考えは大きく変わりました。
政府はＩＣＴ（情報通信技術）を利用し、時間や場所を有効に活用できる働き方を推奨しています。在宅ワークとの組合せで社員は毎日通勤することがなくなったため、オフィススペースは縮小し、社屋を移転する企業もあります。デスクは個人専用から共用に変わり、清潔で機能的、快適な環境が求められます。駅からのアクセスの良い立地にあるサテライトオフィスでは複数の企業が共同で運営するケースも有ります。中にはとてもセンスが良く、おしゃれな空間で仕切りやプライバシーも考慮されたつくりになっていて仕事効率もあがります。まるでカフェのようなスタイリッシュな空間もあり、そのほとんどはグリーンを演出に使っています。目立つ場所や、所どころにグリーンを配置しストレスを軽減させます。実際にグリーンアメニティを導入している会社ではコミュニケーションの場が増えたり、仕事の生産性が上がったという結果も出ています。グリーンアメニティの中でも最近需要が多いのはフェイクグリーンです。水や土の使用もなく、植物の育成の手間(メンテナンス）がなく、衛生的に長く楽しめることが要因とされています。